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私の京都 歌麿 山口智子嬢の ふるさと [旅行]

「ふるさとは 小京都? 小江戸?」

京都と云えば、昔は「小京都」と云われて居て、秋祭りの山車(だし)が

京都三大祭の一つ、葵祭の山車並みのものだと、聞いて居た

我が、ふるさとを想い出す。

実際、見たのが幼い頃で、はるかに見上げると、きらびやかな

衣装の人形が、大きく立派に見えた。
                   小京1.jpg     

今では整備が進み、電力線や電話線が地下ケーブルに成って居るが

以前は、山車上部の人形に渡りの電力線が当たらない様に

もち上げる木製の、丁形の持ち送り?で、山車の上で作業する

人達の方が、なにか格好良く見えていたのを思い出す。

確か「 天照大神 」、「 神武天皇 」、「 日本武尊 」、「 弁慶 」

「 静御前 」、「 仁徳天皇 」等だった。


当時は、何も判らず、「へー」と、ただ感心して見ていた。

各町内が、それぞれの山車を保有していて、今でも全部で12基位

( 以前は20基 ) 有る様です。


最近は隔年ごとの秋に、開催していると、聞いています。

その街は、俳優唐沢寿明氏夫人で、女優の山口智子嬢の実家の有る

歴史も有る街です。

昔は、河川運輸で栄えていたらしく。

河川運輸関係者が、鉄道が通ると業務が成り立たないと云う理由で

東北本線鉄道を排除した為に、県庁まで逸したと、聞いていた。

「路傍の石」の作家で、有名であった、山本有三氏の生家と墓地が有る。

有名な文豪 「 山本有三 」 と云われても、今の人達には、余り馴染みが

無いのかも知れない。

今では、「 お笑い 」 芸人が [ 芥川賞 ] を、もらえる時代に成っている。

それだけ、時代が進んで、多才能の人達が、増えて来た事だと判る。

そんな「 小京都 」は、寂しく県庁堀と旧市役所が残り、堀は、鯉の

住みかとして残っている。


以前は、この県庁堀の内側に、第二小学校と、県立男子高等学校があり

堀を隔てて、第一小学校が並んでいて、何故、こんな近くに並んで

有るのか、昔から疑問でしたが、現在は第二小学校が廃校に成って

その跡地に、中央小学校が創設され、第一小学校も無くなる様です。

今では、旧市内の中央部に「 山車会館 」が有り、いつでも拝観できるのが

うれしい。

日本各地に「 小京都 」が有り、それぞれ雰囲気は見逃せないものが有る。

ところが、いつの間にか、我が故郷の「 小京都 」が「 小江戸 」に

変わって居たのです。

先日、テレビドラマで主演の水谷豊氏が「 浮世絵師 」の「 歌麿 」を熱演して

アクションや作品が、大いに楽しめました。

「 歌麿 」が、我が故郷に、因縁があり、駅に近い通りの名前が

「 歌麿通り 」でしたし、「 歌麿 」の件を、最近迄、知りませんでした。

( 市民の皆様は、ご存じでしょうか? )

更に、「 グランドホテル 」の隣に、「 歌麿館 」 が有り 「 女達磨図 」

「 三福人相撲の図 」 が有るらしく、入場料は無料みたいです。

     歌麿1.jpg

車の場合は、近くの 「 蔵の街 駐車場 」 ですが、 「 蔵の美術館 」

利用で、駐車無料だそうです。

               歌麿3.jpg
      


「 浮世絵、歌麿 」だから「 小江戸 」ですか?

嘘でしょう。                  歌麿2.jpg


「 小京都 」で良いでしょう。

調べると「 歌麿 」は、本家の「 京都 」で、誕生した様です。

「 私の故郷は「 小京都 」だった筈が、「 小江戸 」って、武州川越も

「 小江戸 」なのです。

やはり、現在は東京が中心なのが、原因なのかもしれないけれど

「 東京 」は、「 東の京都 」なのだから、「 小江戸 」では無く

「 小東京都 」なのでは無いだろうか。 なんて。


かくいう私は「 小京都 」から「 東京の下町 」へ、そして現在は

「 小江戸 」に、籍が有る。

本来は「 小京都[→]江戸[→]小江戸 」だったが、今では「 小江戸[→]江戸[→]

小江戸 」である。

その「 小江戸 」は、70キロメートル以上離れていて、「 野州 」と

「 武州 」なのです。

つまり、「 江戸 」を、中心にして「 不等辺三角関係 」に成って居た。

だからと云って、我が故郷には変わりが無いのです。


故郷に居た頃は、平日でも人通りが多かったけれど、最近では

日曜日でも、人通りが少ない様に感じ、寂しく思い、活気の有る

故郷に成って欲しい。

この街は栃木県栃木市です。
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どこか お洒落な お風呂屋(銭湯)さん [旅行]

ところは東京都銀座一丁目、昭和通り新京橋の上野方面交差点を

左折して、初めての交差点、右側手前の角はファミリーマート

自動車は一方通行出口につき進入禁止。


徒歩で進むと上方に首都高速道路が見える。その手前左側に

「銀座湯」の看板が見える。

    ぎんざゆ.jpg

一段上がった左側に間口一間(180センチメートル)の

引き戸が開き 「のれん」 の下がった入り口があり、正面には

雨の日用の差しキー付き傘立てと飲用自販機がある。


右側が女性用で、左側が男性用、つまり「男湯」壁面が下足箱で

スモーキープラスチックの扉に、靴をいれる。

上がりがまちは60センチメートル (2尺) 位の踊り場で

引き戸を右に引き、一段上がり、中に入ると右側に番台が有る。

「いらっしゃい」 と、少し年配の婦人が声を掛ける。

割りと気さくな感じで 「ほっ」 とするが、たまに、この婦人の

娘さんか?と、おぼしき女性が番台のときは 

「もうチョット、愛想良くできませんか」 と、心の中でつぶやく。


大人は460 円で、ロッカーの鍵を渡されて、階段を上がる。

ちなみに御婦人は、1階です、興味有って、聞いたことには

洗い場の壁画は、花火だそうです。

一度観てみたい。

番台には、石鹸 ( 1センチ×3センチ×5センチ位で30円 ) や

髭そり (自前なので価格不明) 、貸しタオル (自前なので

価格不明 ) もある。


ただし、洗い場には、ボディシャンプーとリンスインシャンプーが

用意されて居る。

板張りの階段を上がり、上から3段位で右に曲がると、脱衣場が

広がる左側に、右開きドアの中はトイレで、暖房便座付きウォシュ

レットタイプが一基でドア側を向いて座るか、ドアに背を向け立って

用を足す。 奥行きは有ります。

春、桜の時期には窓から満開の桜を見た記憶が有りました。

窓の下は樹木の多い公園に成っていて、サラリーマン等が、喫煙していて

都会の安らぎを満喫している。


脱衣場の右側は、洗面台、ワンレバー蛇口で左側が湯、右側が

水に成っていて、飲用水の専用蛇口も有り、ヘアードライヤーが

有料 ( 20円 ) ですが、余りロンゲでなければ、使用時間が余る

位で、壁面は一面鏡。


脱衣場の正面がシリンダー錠のロッカーで、中央にもロッカーが

有り、必要なら、番台で2箇所借りられました。

ショルダーバッグと手提げバッグだと、1箇所では足りなく、更に

冬場厚手のコート等が有ると2箇所でも足りないが、3箇所借りる

勇気は無いので強引に押し込みます。


鍵はゴムリング突きに成っているので、足首に着用。

天井にエアコンがあるが、窓の上部に扇風機が有るが腰掛けに

乗らないと、スイッチに届かない。

窓の外はアルミルーバーで見えなく網戸に成っているが

高速道路の出口スロープに成って居る。


脱衣場の左側ロッカー奥に飲料水自販機が設置してある。

中央ロッカーは上下2段で上部中央あたりにうちわ立てが有る。

脱衣場左側トイレの先に、引き戸が有り、戸口の右側に台式

体重計が有る。

引き戸から入ると壁面と天井の明かりが多く、一番風呂だと

まだ外が明るいので、何か勿体ないと感じてしまう。

中央カラン部と左右の壁面にガラス窓が有り、アルミルーバーと

網戸の組み合わせは脱衣場と同じ。


お待たせしました。

浴室の引き戸を入った正面に、銀座4丁目交差点の風景が細かい

タイルで、まるで点描された様は、一見の価値が有り

初めて観たときは何か感動に浸った。

そして、その下の湯に浸った。


そうです、ここが「 どこか お洒落な お風呂屋(銭湯)さん 」です。

湯船の左側は、仕切りの右側より浅いが、壁面側からジェット

噴射口2個 ( 1人の背中用 ) が、3人分有り、湯循環用吸い

込み口が浴槽端に有り、その上外部に丸ゲージ温度計が有る。


ジェット噴射を背に受けて湯に浸かると足側に、腰掛け用の段が

有り( 入り口を背にして、この段に手を支えて、ジェット噴射で

足裏マッサージは、心地良い )入り口側を見ると、左側仕切りの

向こうに深い湯船が有るが、仕切りに水蛇口が深浅両湯船に

設置されている。


種々な人が浸かるので、文句も云えないが、湯温に慣れて

「ぬるく」 感じて居るところに、後から来て

熱さも確認しないで、水をさす。

余りに長く水をさして居るときは、たまらず 「 ぬるいですよ 」 と

声を掛ける。

左右の窓下カランには、洗髪用の蛇口付きシャワー、もちろん

ひげそり鏡は1面に装備されている。


洗い用の桶は黄色いが 「ケロリン」 の赤い文字は無く

座椅子は高いものと低いものが有る。

以上が「銀座湯」の一通りの説明ですが、中央区内の

銭湯で、月の第2と第4の金曜日は100円で利用 出来て

普段は、さら湯 (入浴剤無し) ですが、この日は

月変わりの入浴剤入り 「おふろ」 に成ります。


やはり、銭湯は広くて気分が良いし、顔馴染みに成ると

何か身体にフィットして、居心地が良く成る。

別に宣伝するつもりはサラサラ無いが、「 銀座湯 」の壁画は

一見の価値が有ると思います。

一度で良いので、女性用の壁画を湯に浸かりながら実際に

観てみたい。
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海は荒海 向こうは佐渡よ すずめは居ない [旅行]

以前 越後の海岸線を旅したことを思い出す。

新潟の出雲崎に有る、 [ 了寛堂 ] は、新潟で何故か出雲。

何で出雲なの?

出雲は鳥取ではないの?

そう云えば、松本清張の「 砂の器 」で、「 ズーズー弁 」の話が有った様な

記憶が有る。

「 ズーズー弁 」と云えば東北地方だけど、東北弁と云っても

各地方でも違うでしょう。

青森には津軽弁、秋田には秋田弁、山形には山形弁など各地方の

独特な言語が有るから、恐らく「 ズーズー弁 」だけでは解決出来ない筈で

栃木県の「 ベーベー 」と 茨城県の「 ぺーぺー 」との違いも、地元に居ると

判るが、他県の人には区別が付きにくいべー。 そんなことないっぺー

「 栃木言葉の、「 べー ] を取れば、「 なべ 」や 「つるべ 」は、どうするべー 」



関西弁にしても、関東の人には京都弁を除いて、どの辺りなのか全く、判らない。

「 砂の器 」では、確か「 ○○駅 」が、東北に有って、それがキーワードに成り

調査するが、探しても「 ○○駅 」が無く、調査が難航するが、出雲地方にも

「 ズーズー弁 」が使われて居ることが判り、「 ○○駅 」が有ることも判り

事件解決の糸口に成る、確かそんな内容だと記憶している。

少し以前に、北野たけし氏が刑事役で、演じて居たのを、思い出す。

ハッキリしたことは、詳しく調べないと判らないが、勝手に想像すると


昔、北前船が繁栄していた頃、東北の人が、鳥取に何等かの理由

(東北の女性が多数嫁ぐ等)で、言葉がもたらされたと考えれば、判り易い。


又、出雲崎辺りは良質な砂鉄が採取出来るらしく、「 どじょうすくい 」の

安来節は、元々は「 出雲節 」らしく、出雲市辺りは、砂鉄が産出され

「 たたら 」製鉄が、弥生時代辺りから始まった様です。


しかも、江戸時代後期には、盛んに行われて居た様です。

この出雲の「 たたら 」製鉄方法が、出雲崎付近柏崎には「 軽井川

南遺跡群 」に、有るらしく、出雲市から出雲崎と云う製鉄方法が

陸路ではなく、海路からのルートで、伝わったとしたら

「 ズーズー弁 」とも、リンクしていた。 なんて想っただけで、楽しい。


了寛様は、農民達の生活に添った、自らの生き方を通して、分りやすく

仏教を広めた様で、農民達には絶大な人気が有ったみたいです。

「 了寛堂 」は、広くゆったりした広場に、建っていて雑草等が無く

穏やかに晴れた秋の日、石積みに腰を、下ろし目の前に広がる

日本海の海原を、眺めて居ると、「 了寛様 」が生きた時代と同じ様に

恐らく左程、変わりのない景色が、ただ広がって居た。

      さど.jpg


売店も何もないので、手持ちのペットボトルから、口の中に水を

流し込み、のど越しを感じ、何も考えず、空の心で海を見て居た。

時間の過ぎて行く事も忘れて居た事を、懐かしく想いだした。

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いつもの 待ち合い室 [健康]

朝早く、と云っても基本9時からの診療が一般的ですが、昔から

病院は、開院前に患者が並ぶ。


受付が、オンライン化されて混雑は大幅に解消された。

病院では無いが、接骨院でも、杖をついた年配の婦人が数人入口前で

待って居るのを、渋滞中ハンドルに手を掛け、サイドを引いて見たことが

数回ある。

ある時は、接骨院のスタッフが、開門すると同時に、そのスタッフと

親しげに会話して居る。

顔馴染みなのだろうかは、すぐに判る。

同様に、○○治療器の、店前には、9時前から年配男女の集団が

雑談に花を咲かせている。

治療しながら、コミュニケーションが取れるなんて、実に効率的で

あろうか。


年配者が、家にこもっていると、社会性が無くなり、認知症が

早目に発症しやすいと聞く。

日中に診察を受けようものなら1時間2時間待つのが当たり前に

成っていて、予約が有っても待たされる。

以上の理由から、午前中1番での予約が、ベストであるが

それでも年配者は、早目に、並ぶ。


午前10時にも成れば、各診療科の前の待ち合い室は満杯状態です。

近頃は、診察カードを機械に通して、受付し診察番号が印字された

感熱紙が出てくるので、番号を、診療科の前に掲示されたモニターに

表示された番号で確認する。

自分の番号と掲示された番号を見比べ、「あと何人だから、1人

10分として○○分あるから、売店で買い物出来るな。」と、心の中で

独り言をつぶやく。


午前中は新患を受付て居るので、担当医によっては、予約の間に

新患が割り込む、ただでさえ待つ時間が長いのに、更に長く成る。

医師も12時に成っても、昼食等そっちのけで、診察を続ける。

見ていると午前中に診察する患者の最後は1時過ぎるのは、いつもの

事の様で、1時過ぎの診察の際、「 グーッ 」 と、腹が鳴るのを

聴いたことがある。


待ち合い室でも、途中トイレに行きたい時は、隣に座っている人に

座る場所のキープを、お願いする。

診療科が同じなので、「同病相憐れむ」が、都合良く有効で

「すみませんチョッと、お願いします」と、ポケティッシュでも置いて

席を立つ。

帰って 「 有り難う御座いました 」 と一言声を掛ける。

この一言が、コミュニケーションの始まりで、一言二言話して

診察を待つ、担当医が決まって居るので、診察の曜日は決まって居て

予約時間は、大体同じ時刻を選ぶ。


次回会うと、そこそこ親しく成っている。

一度決めると、生活の変化を嫌うのか、同じ予約時刻に成るのである。

その為、年配者に成ると慢性の疾患が多く成り、顔ぶれが決まって

くるのである。

診察が終わり、会計に向かう際にも、会釈と同時に「では、また」と

云って、診察室前の待合所から離れる。


会計もオンライン化されて、診察医が電子カルテを入力したと同時に

計算出来る様で、受付では、保険証の確認と本人確認駐車券(最近

有料化された)の確認で窓口も複数有るので、以前の様に待つ事が

少なく成り、会計処理は直ぐ済む筈だが、10分位待つが、どうしてか判らない。


恐らく、複数の検査(血液検査、尿検査、レントゲン撮影、心電図

検査、超音波検査、CTR検査、MR検査等)更に、複数の受診

診療科のチェックや、医師による入力漏れの確認なのかと、勝手に

思っている。


壁掛けモニターに会計受付番号の有無を確認し、表示されて精算機に

会計受付番号票のバーコードをかざすと、料金が表示されるので

現金又はキャシュカードで精算すると、お釣がでて、次に領収書と

予約予定票、薬引換券が、ミシン目付き一枚と、診療明細書一枚が出て来る。


投薬も、院外処方に切り替わり、処方箋を貰う待ち時間も短縮された。

処方箋も何故か待たされるが、ここも又、チェックしているのか?

院内投薬でも、待ち時間は以前から比べたら雲泥の差が有る。

見たところ、院内は院外の1割位だろうか。


院外の場合、今では、病院前の道路際に、当初1~2店でしたが

最近では、複数の調剤薬局(同じ経営薬局が2店舗)が建ち並び

初めての場合、個人情報を用紙に記入し、健康保険証(月が変わると

その都度)を、提示する。

調剤薬局内の待合所で、診察室前で知り合った人に会えば、

笑顔で 「 こちらでしたか 」 と成る。


薬の準備が出来て、薬の説明書の説明や、薬手帳、調剤薬局会員証を

受け取り、料金を精算した後、再び 「 では、又、今度 」 と、云って別れる。


朝から、それ迄に掛かった時間は、4時間位のときもある。

年配者には、程よい時間潰しに成るが、介護側の人間に取っては

余り、有り難く無い時間である。


駐車場も、朝早くは空いているが、11時近くは満杯に近く、入口から

大分離れた所しか空いて居ないが、帰る頃は空いて来て、自分の車迄が

遠く感じる。

出口で精算機に硬貨を投入すると、遮断機が上がり、以前は無料

だったのにと、思うが、外来受診者は見舞いの場合より安いので

仕方ないかと諦め、アクセルをふかし、帰途に着く。

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たのしみバス 旅 行 会 [旅行]

だいぶ昔の事ですが、敬老会のバス旅行の、お世話をした事が有る。

その時、性格が人それぞれである、当たり前の事を、改めて感じた。

朝早く支度を整え、朝食もそこそこに、バスが来るであろう場所に

いち早くたたずんで居る。


「 お早う御座います。バスが来るまで、まだ1時間近く有りますので

ホテルのソファーで、楽にしてお待ち下さい。

バスが来ましたら、お声掛け致しますので、ご安心下さい 」 と

声を掛けても 「 天気も良いし、外の方が気持ち良いから 」 と

動こうとしない。


理由を尋ねると、 「 私は脚が悪い ( 腰が悪い ) から、他の人より

歩くのが遅いので、待たせて迷惑を掛けたくないから 」 と

答えてくれた。

その時は、そんなものかと納得したが、中には、「○○さんは

どうしたんだろう 」 と、探すと 「 あら、ごめんなさい、まだ大丈夫だと

思っていたわ 」 と、ホテルの売店で、土産の品定めをしている。

そして、会計をすませてから 「 ちょっと待ってて、トイレに行って

来るから、これ持ってて 」 と、慌てる様子もなく平然と歩いて行く。


団体客の場合で、特に気を付ける事は、転倒等の事故であり

エレベーターが当たり前の時代からは考えられない事ですが

旅館と云うのが一般的宿泊施設だった頃。


階段から転倒する事も多く、気の休まる暇も無いが、原因の一つに

スリッパが有った。

特に、小柄な女性の場合は足のサイズも小さく、更に、ソックスや

ストッキングなどを着用していると、ちょっとした事で脱げてしまい

階段で事故になってしまう。


近頃は、ホテルが一般的になり、スリッパは部屋の中で履き替えて

館内は土足のままが普通になった。

リゾートホテルの場合は、スリッパで館内の至る処まで行けるが

階段は使わずエレベーターでの移動なので、以前の様な階段からの

転倒事故は少なく成った様です。


年配者に成ると身体的に、若い頃に比べて、動作が緩慢(かんまん)に

成るため、自分の為に遅れてはいけないと、早目に準備しなければ

成らないと、真剣に考えて居る様だ。


また、旅行に出発する前、同行しない家族から 「 皆の迷惑に成らない

様に、気を付けてね 」 と、念を押されて居るので、もう頭の中は

強迫観念が、植え付けられてしまい、旅行中常に付いて回る。

何の為に旅行に出掛けて来たのか、判らない状況に成って居る様だ。

本人に 「 強迫観念 」 を植え付けるのでは無く、本人には 「 ゆっくり

楽しん来てね 」 と話し、添乗員さんやバスガイドさんに、注意点を

伝えてもらった方が、本人も楽しめるし、添乗員やバスガイドさんも

ピンポイントで気を付けて見られるので、安心出来る状態なのです。


参加された人達が、にこやかで楽しんで居る姿を見て居られる方が

結果的に、良い結果をもたらせる状況であると思うのです。

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